コーギーや柴犬、フレンチブルドッグなどは、一般的に中型犬と呼ばれます。中型犬の健康をサポートするためには、栄養バランスの整ったドッグフードを与えることが重要です。
そこで今回は、中型犬向けドッグフードの選び方や注意点などについてご紹介します。これから中型犬を迎えようとしている方や、中型犬を飼われている方は、ぜひ参考にしてみてください。
中型犬とは
中型犬の定義に関する基準は、公式にはありません。しかし一般的に、体重10~25kgまでの犬を中型犬として扱うケースが多いです。中型犬の例としては、柴犬やコーギーなどの犬種が挙げられます。
中型犬に与えるドッグフードの選び方
ここからは、中型犬に与えるドッグフードの選び方についてご紹介します。
年齢に合ったものを選ぶ
中型犬向けのドッグフードを探すときには、年齢に適したものを選びましょう。犬はライフステージに応じて、必要な栄養バランスが変わります。とくに子犬の時期は筋肉や骨格を形成するために多くの栄養を必要とするので、子犬向けに栄養が配合されたドッグフードを与えることが大切です。
愛犬の好みに合った形状・粒のサイズを選ぶ
食いつきを重視して選ぶなら、愛犬の食べ方に応じた大きさの粒を選んでください。中型犬のなかには大きい粒をしっかり噛んで食べたい子もいれば、小さめの粒を丸飲みしたい子もいます。好みに応じたサイズの粒を選択することで、愛犬の食いつきがよくなるでしょう。
高タンパクのものを選ぶ
中型犬は活発で、運動量が多い特徴があります。思いっきり運動するための筋肉量を維持するために、良質なタンパク質が使用されている高タンパクのドッグフードを選びましょう。タンパク質をしっかり摂って筋肉量を増やすことによって、肥満防止にもつながります。
運動量にあったカロリーを選ぶ
ひと口に中型犬といっても、運動量や体格によって1日に必要なカロリー数が異なります。愛犬に必要なカロリー数は、体重をこまめに測って調整しましょう。
また愛犬を室内飼いしている場合は、通常よりも運動量が少ない傾向にあります。
関節ケア成分配合のものを選ぶ
中型犬はたくさん運動する犬種が多いので、思いっきり走る丈夫な足腰を維持するために関節ケア成分が配合されたドッグフードがおすすめです。関節の健康をサポートする成分としては、コンドロイチンやグルコサミン、カルシウムなどが挙げられます。
これらの栄養をドッグフードだけで補えない場合は、サプリメントなどを活用するのもひとつの手です。
不要な添加物が含まれていないものを選ぶ
ドッグフードには、味や見た目をよくするために甘味料や着色料などが入っているものもあります。このような添加物によってアレルギーが引き起こされる可能性もあるため、なるべく不要な添加物の入っていない天然由来のものを選んでください。
アレルゲンとなる原材料が入っていないものを選ぶ
食物アレルギーをもっている愛犬の場合は、アレルゲンが入っていないドッグフードを選びましょう。まだアレルギーを発症していない場合は、アレルギーを起こしやすい材料を避けるのが無難です。アレルギーを起こしやすい原材料としては、以下のようなものが挙げられます。
- 牛肉
- 乳製品
- 穀類(大豆、穀物、小麦)
- 鶏肉
- 卵
中型犬のアレルギーが不安な方は、上記のような材料が入っていないものを選びましょう。また犬が消化しにくい穀類を避けるなら、グレインフリーの商品を選ぶのもおすすめです。
続けやすい価格帯のものを選ぶ
中型犬のドッグフードを探す際には、続けやすい価格帯のものを選択するのがおすすめです。身体が大きめの中型犬は、小型犬よりも1日あたりに必要な食事の量が多い傾向にあります。したがって値段の高いフードを買っていると、家計にかかる負担が大きくなるのです。
長期的に買い続けることを踏まえ、コストパフォーマンスが高いものを選びましょう。
中型犬にドッグフードを与える回数・量
次に、中型犬にドッグフードを与える回数や量をご紹介します。基本的にはパッケージに書いてあるものを目安としますが、以下の表や計算式も参考にしてみてください。
与える回数
中型犬にドッグフードを与える回数は、ライフステージによって変わります。年齢ごとにご飯を与える回数の目安は、以下を参考にしてください。
子犬期(1~6ヶ月前後) | 3~5回 |
---|---|
成犬期(8ヶ月~6歳前後) | 2~3回 |
老犬期(7歳前後~) | 2~3回 |
なお愛犬に合った食事の回数は、その日の身体の調子などによっても変わります。上記の回数は目安として捉え、愛犬の実際の様子をよく確認しながら調節してください。
与える量
中型犬に必要な食事の量は、運動量や年齢、体格などによって大きく異なります。1日に必要なドッグフードの量を判断するには、以下の計算式を使いましょう。
1. 安静時のエネルギー要求量(RER)を求める
RER(kcal)=30 × 体重 + 70
2. 1日に必要なエネルギー量(DER)を求める
DER(kcal/日)=RER × 係数(※係数については以下の表を参照)
3. 1日に必要な給餌量を算出する
給餌量(g/日)=DER ÷ フード100gあたりのエネルギー(kcal) x 100
ライフステージ | 係数 |
---|---|
子犬(4ヶ月未満) | 3.0 |
子犬(4~9ヶ月) | 2.5 |
子犬(10~12ヶ月) | 2.0 |
成犬(避妊・去勢をしていない) | 1.8 |
成犬(避妊・去勢をしている) | 1.6 |
肥満傾向 | 1.4 |
妊娠中(初めの42日間) | 1.8 |
妊娠中(43日目以降) | 3.0 |
授乳中 | 4.8 |
老犬(7歳以上) | 1.4 |
中型犬にドッグフードを与える際の2つの注意点
ここからは、中型犬にドッグフードを与える際の注意点についてご紹介します。
器の安定性や高さに気を付ける
中型犬の骨や関節を守るために、ドッグフードを入れる器の安定性や高さに配慮しましょう。器は愛犬の首ほどの高さになるように調節し、首を下に向けなくても食べられるようにしてください。より食べやすい姿勢を考慮するなら、器を斜めに傾けるのもおすすめです。
早食い防止の工夫をする
ご飯を早食いする癖がある中型犬は、胃がねじれる胃捻転や、胃が拡張する胃拡張になるリスクが高いです。これらの症状を防ぐためには、少し大きめの粒のフードを与えたり、早食い防止用の器を使用したりして、早食い防止の対策を取りましょう。
まとめ
今回は、中型犬向けドッグフードの選び方などについてご紹介しました。中型犬の運動量や体格などに合わせて、栄養バランスが適切に整えられたドッグフードを選びましょう。
「BARKING HEADS & MEOWING HEADS」では、上質なお肉や野菜をふんだんに使い、天然由来の材料にこだわっている点が強みです。また、合成着色料や保存料などの不要な添加物は一切使用していません。中型犬の健康をサポートできるドッグフードをお探しの方は、ぜひ手に取ってみてください。