「愛犬がご飯を食べてくれない……」または「特別な日のご褒美として、おいしいご飯をあげたい」とお考えの方もいるのではないでしょうか。そんなときには、いつものドッグフードにトッピングをするのがおすすめです。
今回の記事では、ドッグフードにトッピングをする際の注意点や、おすすめの食材などについて紹介します。愛犬においしいご飯を与えたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
ドッグフードのトッピングとは
ドッグフードのトッピングとは、いつもあげているドライフードにさまざまな食材を混ぜてアレンジすることです。トッピングにより、いつものご飯を愛犬の好みに合った味や食感に寄せられるメリットがあります。
基本的にはトッピングは必要ない
犬用のフードは、主に以下のタイプに分類されます。
- 総合栄養食
- 一般食
- 栄養補完食
- 食事療法食
このうち、通常与えるドッグフードは総合栄養食にあたります。総合栄養食とは、犬に必要な栄養がバランスよく含まれている主食のフードのことです。ペットフード公正取引協議会が定めた基準を満たした商品だけが「総合栄養食」と表記できます。
したがって、基本的には総合栄養食と新鮮な水を与えるだけで問題ありません。ドッグフードへのトッピングは、犬の健康にとって必要ないといえます。
ドッグフードにトッピングするのは、どんなケース?
ドッグフードには、基本的にトッピングが必要ないことがわかりました。それでは、ドッグフードにトッピングをするのはどのようなケースなのでしょうか。
愛犬がどうしてもドッグフードを食べてくれない
愛犬が偏食をしていて、どうしてもドッグフードを食べてくれない場合はトッピングをするのがおすすめです。一般的なドライフードは、水分量が少なくパサパサとしており、風味が薄くなっています。
一方でトッピングに使われる肉や野菜は、風味豊かで食べやすいものが多いです。したがってドライフードを嫌がって食べない犬も、おいしいトッピングがあれば食欲がかきたてられて食べるようになる可能性があります。
ご褒美やお祝いとしてトッピングしてあげたい
トッピングによっていつものドッグフードがよりおいしくなります。したがって、特別な日のお祝いやご褒美として愛犬のご飯にトッピングをするのはおすすめです。愛犬が嬉しそうに食べる姿は、飼い主さんにとっても幸せな時間になるでしょう。
ドッグフードにトッピングする際の注意点
ここからは、ドッグフードにトッピングする際の注意点について紹介します。
与えてはいけない・避けるべき食材がある
ドッグフードにトッピングをするときは、犬に与えてはいけない食材や避けるべき食材があることを理解しておきましょう。以下に、食材の一例をまとめました。
与えてはいけない食材 | 玉ねぎ、ブドウ、干しブドウ、キシリトール、香辛料、鶏の骨など |
避けるべき食材 | イカ、タコ、カニ、エビ、ほうれん草、ナッツ類、チョコレート、コーヒー、生卵、にぼしなど |
参考:環境省 「飼い主のためのペットフード・ガイドライン ~犬・猫の健康を守るために~」
上記のような食材は愛犬の健康に悪影響をおよぼす恐れがあるため、与えるのは控えましょう。
脂肪分やカロリーの摂り過ぎに気を付ける
肉やおやつなど高カロリーの食材をトッピングする場合は、脂肪分やカロリーの摂り過ぎに気を付けましょう。ドッグフードの量を減らさずにトッピングをすると、カロリーオーバーになってしまう可能性があります。
目安として、ドッグフードとトッピングの割合が8:2程度になるように、量を調整しましょう。
栄養バランスの偏りに気を付ける
トッピングの量や内容によっては、1日の栄養バランスが偏ってしまう恐れがあります。たとえば肉に含まれるリンを過剰摂取すると、カルシウムの吸収を妨げてしまうリスクがあるのです。このように栄養バランスが崩れてしまわないよう、ドッグフードとトッピングの量を調整しましょう。
愛犬がトッピングなしで食べなくなる可能性がある
トッピングをすると、愛犬がトッピングなしではドッグフードを食べなくなる可能性があります。トッピングのおいしさを知ってしまうと、通常のドライフードだけでは物足りなくなってしまうからです。愛犬がわがままになってしまわないように、トッピングを与える量や頻度はほどほどにするのがよいでしょう。
ドッグフードにおすすめのトッピング
ここからは、ドッグフードにおすすめのトッピングについて紹介します。
犬用チーズ
チーズが好きな愛犬には、犬用チーズを細かくちぎってドライフードに混ぜこんでみましょう。人間用のチーズだと塩分が多過ぎるため、必ず犬用チーズを与えてください。
牛乳
牛乳は、良質なタンパク源となるだけでなく水分補給もできるので、おすすめのトッピングです。ただし牛乳によってアレルギーを起こしたり、お腹を壊したりする可能性もあるので、与える際は少量から慎重に加えましょう。
ヨーグルト
ヨーグルトは腸内環境を整える効果が期待できるだけでなく、ビタミンやカルシウム、タンパク質を豊富に摂れるトッピングです。ただしトッピングにする際は、加糖タイプではなく無糖タイプのヨーグルトを選びましょう。また冷えたまま与えるとお腹を冷やす原因となるので、常温に戻してから与えてください。
肉(鶏・牛・豚・ラム)
鶏や牛、豚、ラムなどの肉類も、犬に人気のトッピングです。カロリーを抑えたい場合は、比較的低カロリーな鶏ささみをおすすめします。珍しいものでは馬肉や鹿肉のトッピングも市販されているので、ぜひチェックしてみてください。
魚
タンパク質を摂れるトッピングとして、肉のほかに魚もおすすめです。とくにサケやヒラメ、タラなどの白身魚は比較的低カロリーなので、犬用のトッピングに適しています。白身魚は、消化しやすいのもメリットです。
卵
卵には、犬の健康に欠かせない必須アミノ酸が豊富に含まれています。また卵に含まれるタンパク質は犬が消化しやすい動物性タンパク質であるため、健康的なトッピングとしておすすめです。
ただし生の卵白をたくさん食べると、アビジンと呼ばれる成分によってビタミンの吸収が阻害される恐れがあります。したがって、卵は油を使わず加熱し、量には十分注意しましょう。
トッピング以外も検討しよう!愛犬がドッグフードを食べないときの対処法
愛犬がドッグフードを食べてくれない場合、トッピング以外にもさまざまな対処法があります。ここからは、トッピング以外の代表的な対処法について紹介します。
ふやかす
愛犬がドッグフードを食べてくれない場合は、トッピング以外にもふやかすという方法があります。通常のドライフードをぬるま湯に浸けてふやかすことにより、柔らかくて食べやすい状態になるのです。食べやすいだけでなく香りも高くなり、愛犬の食いつきがよくなる可能性があります。
なおドッグフードのふやかし方については、以下の記事でくわしく説明しています。気になる方は、こちらもぜひ参考にしてみてください。
入稿時:「ドッグフードのふやかし方とは?メリット・注意点やどんな犬に適しているか解説」へのリンクを設置
いったん下げて、様子を見る
体調に問題がないのにドッグフードを食べなくなったときは、愛犬がわがままになっている可能性があります。その場合、ご飯を与えて10〜15分ほど経ったらお皿を下げて様子を見ましょう。
ドッグフードを嫌がってわがままを許してもらえると思っている愛犬には「このタイミングで食べないと、次のご飯までもらえない」と学習させることが大切です。
なおドッグフードを食べないからといって、代わりにおやつを与えるのは絶対にやめてください。「ドッグフードを我慢すれば、もっとおいしいものがもらえる!」と、どんどん犬がわがままになってしまいます。
動物病院を受診する
ドッグフードをまったく食べなくなったり、元気がみられない場合は、体調不良や病気が原因の可能性があります。したがって、愛犬の異常を感じたらすぐに動物病院を受診しましょう。
まとめ
今回は、ドッグフードにトッピングをする際の注意点やおすすめの食材などについて紹介しました。愛犬がドッグフードを食べなくなったときやご褒美をあげたいときなどには、いつものドッグフードにトッピングをして与えてみましょう。
また愛犬が飽きないドッグフードをお探しの方には「BARKING HEADS & MEOWING HEADS」のドッグフードがおすすめです。チキン、ラム、ダック、サーモンなど豊富な味のバリエーションがあり、愛犬が飽きずに楽しく食べられます。
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