「愛犬に合ったフードの大きさはどのくらい?」と気になっている方は多いのではないでしょうか。フードの粒の大きさは、商品ごとにさまざまです。犬の犬種や年齢などによって、適切な大きさのタイプは異なります。
そこで今回は、フードの大きさのタイプを比較しながらご紹介します。愛犬に適したサイズの選び方についても解説していますので、ぜひ参考にしてみてください。
ドッグフードの粒の大きさを比較
ドッグフードの大きさのタイプごとの特徴は、主に以下のとおりです。
粒の大きさ | 大きさの目安 | 向いている犬 |
---|---|---|
超小粒 | 5〜8mm程度 | ・超小型犬 ・子犬 ・シニア犬 |
小粒 | 8〜10mm程度 | ・小型犬 ・丸飲みする犬 |
中粒(普通粒) | 10〜12mm程度 | ・中型犬 |
大粒 | 12mm以上程度 | ・大型犬 |
ここからは、それぞれのタイプの特徴についてご紹介します。
超小粒
超小粒のフードは飲み込みやすいため、喉につかえにくく食べやすい点が特徴です。したがって、超小型犬や口の小さい子犬、消化機能が低下するシニア犬などに向いています。
ただし超小粒は小さいので、噛んでストレス発散するのが好きな犬には物足りない恐れがあります。また一度にたくさんのご飯を口に入れて、早食いになる恐れもあるので注意しましょう。
小粒
超小粒よりも少し大きい小粒タイプは、飲み込みやすさと噛み応えのバランスがよい点が特徴です。また丸飲みしても喉につかえにくいので、丸飲みしやすい犬や小型犬などに向いています。
しかし、超小型犬にとっては大きすぎて喉につかえてしまう恐れがある点に注意してください。愛犬の様子を見ながら、大きいようなら超小粒に切り替えてみましょう。
中粒(普通粒)
中粒はある程度の大きさがあるため、噛み砕く喜びを味わえる点が魅力です。またしっかり噛んで食べる習慣がつきやすいので、早食い防止にもなります。中型犬や噛むのが好きな犬には、中粒がおすすめです。
ただし超小型犬や小型犬にとっては大きすぎる恐れがあるため、愛犬に合っているかどうかよく確認しましょう。
大粒
12mmを超える大粒のフードは、噛むことによって満足感を得やすい点や、早食いしにくい点がメリットです。フードのなかでももっとも大きい種類であるため、大型犬に向いています。
しかし厚みがあるタイプも多いので、噛む力が弱いと噛み砕けない恐れもあります。また大型犬用とされている商品が多いため、中型犬より小さい犬種には向いていません。
愛犬に適したドッグフードの粒の大きさを選ぶべき理由
ここからは、愛犬に適したフードの大きさのタイプを選ぶべき理由についてご紹介します。
愛犬の食いつきを左右する
フードの大きさのタイプを選ぶ際、基本的には小型犬に小さいタイプ、中型犬に中ぐらいのタイプのように、愛犬の口の大きさに応じて判断します。しかし身体が小さくても大きいタイプをしっかり噛んで食べたい犬や、身体が大きくても小さいタイプを丸飲みしたい犬など特徴はさまざまです。愛犬の好き嫌いに応じて、食いつきのよい大きさのタイプを探してみましょう。
大きすぎると喉に詰まる恐れがある
フードが大きすぎる場合、ご飯が喉につかえる恐れがあります。とくに早食いや丸飲みの癖があると、ご飯を喉に詰まらせやすいです。ご飯を喉につかえると窒息などのリスクが高まりますので、口の大きさに対して大きすぎないサイズのものを与えましょう。
小さすぎると早食いになる恐れがある
フードの大きさが小さすぎると、一度にたくさんのご飯を口に含んで早食いしてしまう恐れがあります。早食いの癖がつくと、消化不良になったりご飯を喉につかえたりするリスクが高まります。愛犬が早食いをしている場合は、少し大きいものに変えてゆっくり食べる習慣をつけさせましょう。
ドッグフードの粒の大きさが、愛犬に適しているか確認する方法
愛犬に合った大きさのタイプを見極めるために、食事中は以下のような点をチェックしてみてください。
- 食が進んでいるか
- よく食べこぼしていないか
- 食事中にむせていないか
- 便の調子がよいか
上記の項目を参考に、フードの大きさのタイプを変更すべきかどうかを検討しましょう。なお、愛犬を観察していて粒が大きいと感じたけれど、そのご飯の食いつきがよいので変えたくない場合は、現在与えているご飯を切ったり砕いたりして小さくするのがおすすめです。
愛犬に適した粒の大きさの選び方
ここからは、愛犬に適した大きさのタイプの選び方についてご紹介します。
年齢で選ぶ
犬は年齢を重ねるにつれて、噛む力や消化機能が変化します。ライフステージごとの大きさのタイプの目安は、以下のとおりです。
ライフステージ | 粒の大きさの目安 |
---|---|
子犬期 | 消化しやすい超小粒や小粒がおすすめ |
成犬期 | 噛む力をつけるため小粒~中粒がおすすめ。ただし体調や食べる癖に応じる |
シニア期 | 噛む力や消化機能の衰えに応じて超小粒や小粒に切り替える |
消化のしやすさや食べやすさなどを考慮して、愛犬の年齢に応じた大きさのタイプを探してみてください。
身体の大きさで選ぶ
フードの大きさのタイプを判断する基準として、身体の大きさにも注目しましょう。一般的に超小型犬や小型犬には、超小粒~小粒がおすすめです。ただし同じ小型犬でも、マズルの長さが長い犬や歯が大きい犬など、身体の特徴は多岐にわたります。
たとえばマズルの短いパグなどの犬種は食べこぼしやすいため、飲み込みやすい超小粒がおすすめです。このように、愛犬の身体の大きさや特徴に応じて大きさのタイプを検討してみてください。
食べ方で選ぶ
犬のなかには、よく噛んで食べるのが好きなタイプや、丸飲みして食べるタイプがいます。それぞれの特徴に応じて、フードの大きさのタイプを決めましょう。
よく噛んで食べる場合
よく噛んで食べるのが好きな犬の場合、噛み応えのある大きめのタイプがおすすめです。大きさのタイプを変えるだけで食いつきがよくなるケースもあるので、小型犬であっても少し大きめの粒を選んでみるとよいでしょう。
丸飲みして食べる場合
ご飯を噛まずに丸飲みする犬の場合は、喉につかえるのを防ぐために小さいタイプのご飯を与えるのがおすすめです。大きいタイプのご飯を丸飲みすると喉につかえやすいだけでなく、消化に時間がかかるため胃腸に負担がかかります。
小型犬に小さいご飯を与えても丸飲みしてしまう場合は、早食い防止の食器を使用するなどして工夫してみてください。
まとめ
今回は、ドッグフードの大きさのタイプを比較してご紹介しました。愛犬の年齢や身体の大きさ、食べ方の癖などに応じて、適切な大きさのタイプのご飯を探してみてください。
「BARKING HEADS & MEOWING HEADS」では、小型犬用から大型犬用まで、犬種に応じたさまざまなサイズのフードを展開しています。良質な素材と栄養バランスにこだわっているため、質を重視したい方にもおすすめです。愛犬の健康をサポートできるご飯をお探しの方は、ぜひチェックしてみてください。