「柴犬にはどんなドッグフードを与えればよい？」「柴犬に与えるドッグフードの選び方は？」と疑問に思われている方もいるのではないでしょうか。ペットとして人気の柴犬ですが、その特徴に合ったドッグフードを選ぶことが大切です。

そこで今回は、柴犬におすすめのドッグフードの選び方についてご紹介します。柴犬を飼われている方や、これから柴犬を迎えようとしている方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

柴犬の特徴

柴犬の主な特徴は、以下のとおりです。

 

犬種（サイズ）	中型犬
体高	オス39.5cm前後、メス36.5cm前後
体重	オス9～11kg前後、メス7～9kg前後
性格	賢く勇敢な性格
特徴	体つきはがっしりとしていて、筋肉が発達している
かかりやすい病気	アトピー性皮膚炎、膝蓋骨脱臼、甲状腺機能低下症など

 

昔から番犬や猟犬として人間と暮らしてきた柴犬は、勇敢で賢い性格です。我慢強くて独立心がある反面、頑固な部分もあるため、子犬の時期からしっかりしつけをしましょう。飼い主に対して忠実で、遊ぶことが大好きです。

 

柴犬に安心して与えられる！ドッグフードの選び方

ここからは、柴犬に与えるドッグフードの選び方についてご紹介します。

 

良質なタンパク質が使われているものを選ぶ

柴犬は、運動量が多くて活発である点が特徴です。しっかり運動する筋肉量をキープするため、良質なタンパク質が使われているドッグフードを選びましょう。タンパク質をしっかり摂取して筋肉をつけることで、肥満の防止にもつながります。

 

愛犬の体質や飼い方に合った脂質量・カロリーのものを選ぶ

柴犬は肥満になりやすい体質であるため、脂質量やカロリーを愛犬にあわせて調整する必要があります。脂質の数値の目安は、以下を参考にしてみてください。

 

•  14%～：高い
•  12～14%程度：普通
•  ～12%：低い

 

上記を踏まえると、肥満気味の柴犬には12%を上限に、現状の体型をキープしたい柴犬には14%を上限にして脂質を調整しましょう。

 

オメガ3脂肪酸・オメガ6脂肪酸が含まれるものを選ぶ

柴犬は皮膚が弱く、アレルギーや細菌などによって皮膚炎を起こしやすいです。そんな柴犬の皮膚を健康に保つためには、皮膚のバリア機能を高めるオメガ6脂肪酸や、炎症抑制作用のあるオメガ3脂肪酸が入ったドッグフードを選びましょう。

 

食物アレルギーの原因となる原材料は避ける

犬も人間と同じように、食物アレルギーになる可能性があります。アレルギーを引き起こしやすい原材料は、主に以下のとおりです。

 

•  牛肉
•  乳製品
•  穀類（大豆、トウモロコシ、小麦など）
•  鶏肉
•  卵

 

柴犬のアレルギーが心配な場合は、上記のような原材料が含まれていない商品を選びましょう。また犬が消化しにくい穀類を避けるためには、グレインフリーのドッグフードを選ぶのもおすすめです。

 

余計な添加物が含まれていないものを選ぶ

ドッグフードには、見栄えや嗜好性を高めるために着色料や甘味料などが含まれているものもあります。こうした添加物によってアレルギーが引き起こされたり、皮膚炎が悪化したりする恐れもあるので、できるだけ添加物が含まれていない自然由来のものを選びましょう。

 

愛犬の年齢に適したものを選ぶ

柴犬のドッグフードを探す際には、愛犬の年齢に合ったものを選びましょう。犬はライフステージに応じて、必要なエネルギー量や栄養素が変わります。年齢に合ったドッグフードを選ぶためには、パッケージに記載されている対象年齢を確認してください。

 

柴犬にドッグフードを与える回数・量

ここからは、柴犬にドッグフードを与える回数や量についてご紹介します。なお基本的には商品ごとのパッケージに書いてあるので、そちらも参考にしてください。

 

与える回数

柴犬に食事を与える回数は、愛犬の年齢によって変わります。年齢ごとの食事回数の目安は、以下のとおりです。

 

子犬期（1～6ヶ月前後）	2～3回
成犬期（8ヶ月～6歳前後）	2回
老犬期（7歳前後～）	3～4回

 

なお適切な食事の回数は、そのときの体調などによっても変化します。上記の数値はあくまでも参考にとどめ、愛犬の様子を見ながら与えてください。

 

与える量

柴犬に必要な食事の量は、ライフスタイルや運動量、年齢、体格などによって大きく変わります。1日に与えるご飯の量を知るためには、以下の計算が便利です。

 

1. 1. 安静時のエネルギー要求量（RER）を求める
   RER（kcal）＝30 × 体重 + 70
2. 2. 1日に必要なエネルギー量（DER）を求める
   DER（kcal/日）＝RER × 係数（※係数については以下の表を参照）
3. 3. 1日に必要な給餌量を算出する
   給餌量（g/日）＝DER ÷ フード1g（1缶）あたりのカロリー数

 

ライフステージ	係数
子犬（4ヶ月未満）	3.0
子犬（4～9ヶ月）	2.5
子犬（10～12ヶ月）	2.0
成犬（避妊・去勢をしていない）	1.8
成犬（避妊・去勢をしている）	1.6
肥満傾向	1.4
妊娠中（初めの42日間）	1.8
妊娠中（43日目以降）	3.0
授乳中	4.8
老犬（7歳以上）	1.4

 

柴犬がドッグフードを食べない原因は？

「最近うちの柴犬がご飯を食べてくれない」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。柴犬がドッグフードを食べない原因としては、以下のようなものが挙げられます。

 

•  病気・体調不良
•  ストレスによる食欲不振
•  偏食
•  新しいご飯を警戒している
•  成長が落ちついた（子犬の場合）
•  老化により食が細くなった（シニア犬の場合）

 

なお、愛犬がドッグフードを食べない原因や対処法については、以下の記事でくわしくご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。

 

【関連記事】
愛犬がドッグフードを食べない原因とは？対処法やアレンジ方法も紹介

 

まとめ

今回は、柴犬に与えるドッグフードの選び方などについてご紹介しました。柴犬の特徴やかかりやすい病気などを理解したうえで、愛犬に合ったドッグフードを見つけてみてください。

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