愛犬の健康を考えて、手作りドッグフードを用意しようと考えている方もいるのではないでしょうか。手作りドッグフードを用意する前に、メリットと注意点について把握しておく必要があります。
そこで今回は、手作りドッグフードのメリットや注意点、健康への影響などについてご紹介します。手作りドッグフードに挑戦しようと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
手作りドッグフードのメリット
まずは、手作りドッグフードのメリットについてご紹介します。
原材料を把握できる
市販のドッグフードと異なり、手作りのドッグフードは飼い主が原材料をすべて把握できるメリットがあります。市販のドッグフードだと、その日の体調にあわせて成分配合を変えるのは難しいです。しかし手作りであれば、愛犬の体調や体重、年齢などにあわせて材料をカスタマイズできます。
新鮮&無添加のドッグフードを与えられる
手作りドッグフードは、食べ物を新鮮な状態で与えられるメリットもあります。調理してすぐに食べさせるので、防腐剤や保存料などの添加物が必要ありません。したがって、愛犬の身体のために無添加にこだわりたい方にも、手作りドッグフードはおすすめです。
食物アレルギーの原因となる材料を排除できる
手作りドッグフードは飼い主が原材料をコントロールできるため、愛犬がアレルギーを起こす材料を排除できるのもメリットです。犬がアレルギー反応を起こしやすい食材としては、以下のようなものが挙げられます。
- 牛肉
- 乳製品
- 穀類(大豆、穀物、小麦)
- 鶏肉
- 卵 など
これまでこうしたものを食べてアレルギー反応が表れた場合は、手作りの際に材料から排除しましょう。
愛犬の食いつきが良くなる可能性がある
手作りドッグフードは、市販のドライフードよりも愛犬の食いつきが良いケースが多くなっています。なぜなら、手作りドッグフードには多くの水分が含まれているからです。水分が多い食事は香りが広がりやすく、愛犬がおいしく食べられます。
市販のドッグフードを与えてもなかなか食べてくれない場合は、手作りドッグフードに切り替えてみるのもひとつの手です。
手作りドッグフードの注意点
ここからは、手作りドッグフードの注意点についてご紹介します。
栄養バランスが偏りやすい
手作りドッグフードは、栄養が偏りやすいという注意点があります。「総合栄養食」と表示された市販のドッグフードには、犬が生きていくために必要な栄養がバランス良く配合されています。
手作りでドッグフードを用意する場合は、このような栄養バランスを自分で考えて調整する必要があります。人間と犬では必要な栄養素や量が異なるので、犬の栄養学に関する知識を学ばなければなりません。
栄養が偏った食事を与え続けると、愛犬が体調を崩してしまう恐れもあるので注意しましょう。
長期保存できない
手作りドッグフードには防腐剤や保存料などが入っていないため、基本的にはすぐに食べなければなりません。早めに食べなければ、すぐに傷んでしまいます。長期間保存できない点を踏まえて、少量ずつ作るのが良いでしょう。
調理する手間とお金がかかる
手作りドッグフードの難点は、調理するために手間とお金がかかる点です。前述したように犬に必要な栄養分を補うために食材を調達し、犬が食べやすいように適切に調理するためには時間と手間がかかります。
また犬の健康を考えると、手作りドッグフードに取り組む前に栄養学の基礎知識を身につける時間も必要です。このように、手作りドッグフードは簡単にはできないものであることを知っておきましょう。
手作りドッグフードは、市販のものにプラスするのがおすすめ!
前述したように、栄養バランスの整ったドッグフードを毎日手作りするのはとても大変です。そこで、手作りドッグフードを気軽に取り入れる方法についてご紹介します。
1:週に数日、手作りドッグフードを与える
手作りドッグフードを初めて試すときは、いきなり毎日作るのではなく1週間に1~2日だけ手作りドッグフードを用意してみるのがおすすめです。この方法でしたら飼い主さんへの負担を抑えられ、愛犬の栄養が偏るリスクも減らせます。
2:市販のものに、手作りドッグフードをトッピングする
本格的に手作りドッグフードを作るのではなく、いつも与えている市販のドッグフードに少し手作りドッグフードをトッピングするのもおすすめです。
市販のドッグフードをいつもより少なめにして、魚、肉などをトッピングしてみましょう。こうすることで、必要な栄養素は確保しながら手作りならではの楽しみも味わえます。おいしいトッピングがあると、愛犬の食いつきも良くなるでしょう。
ドッグフードを手作りする際の6つのポイント
ここからは、ドッグフードを手作りする際のポイントについてご紹介します。
必要な栄養素を知る
愛犬の健康を保つために、食事に必要な栄養素についてしっかり理解することは必須です。とくに以下の5種類の栄養は、必ず取り入れるようにしましょう。
- 動物性タンパク質
- 脂質
- ビタミン
- ミネラル
- 炭水化物
ただし、犬の年齢や体調などによって必要な栄養素や量は異なります。不安な場合は獣医師と相談しながら、栄養バランスを調整していくのがおすすめです。
与えてはいけないものを把握する
以下のような食べ物は、犬に与えてはいけません。
- タマネギ、ネギ、ニラ、ニンニク
- チョコレート
- キシリトール入りのガム
- 鶏の骨
- 生の魚介類
- ブドウ
このほか、生肉や生卵、コーヒー、紅茶などは与える際に十分注意が必要です。犬の健康に影響を及ぼさないためにも、与えてはいけないものや、注意が必要なものをしっかりと把握しましょう。
適したカロリーを知る
ドッグフードを作る際は、栄養素と同時にカロリーのことも気にする必要があります。愛犬にとってカロリー摂取量が多すぎないか、反対に少なすぎないかをしっかり確認しましょう。
一般的に、犬が太っているかどうかは体重ではなく体格で判断されます。愛犬の体格が太り気味の場合は、カロリーを抑えると良いでしょう。体格の判断が自分でわからない場合は、動物病院で見てもらうのがおすすめです。
加熱調理する
手作りドッグフードは、加熱調理して与えるのが基本です。生の野菜やお肉を毎日与えていると、寄生虫などによって体調を崩してしまう恐れがあります。ただし熱々の状態で与えるとやけどのリスクがあるので、一度冷ましてから与えましょう。
食べやすいサイズにする
ドッグフードを手作りする際は、愛犬が食べやすい大きさにカットするのも忘れないようにしましょう。とくに小型犬は、口が小さく噛む力も弱いです。調理した料理は、5mmぐらいに細かくカットし、食べやすい状態で与えてください。
愛犬の体調をチェックしながら与える
手作りドッグフードが愛犬になじんでいるかどうかを確認するためにも、毎日愛犬の体調チェックを欠かさないようにしましょう。栄養の偏った手作りドッグフードを与えていると、体調を崩してしまう恐れがあります。
毎日愛犬と丁寧にコミュニケーションをとることで、体調の変化にいち早く気づけます。手作りドッグフードをあげているときに限らず、愛犬とのコミュニケーションは大事にしたいですね。
まとめ
今回は、手作りドッグフードのメリットや注意点についてご紹介しました。手作りドッグフードは愛犬に合った料理をカスタマイズできる反面、手間がかかるなどの注意点もあります。長所と短所をしっかり理解したうえで、愛犬に合った食事を与えましょう。
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