「愛犬にはドライフードとウェットフードのどっちを与えたら良いの?」「ドライフードはどう選べば良い?」と疑問に思われている方は多いのではないでしょうか。ドライフードにはさまざまな種類があり、愛犬に合ったものを見つけるためには選び方のポイントを押さえる必要があります。
そこで今回は、ドライタイプのドッグフードの選び方などについてご紹介します。愛犬に与えるドッグフード選びに迷われている方は、ぜひ参考にしてみてください。
愛犬に与えるドライタイプのドッグフードの選び方
まずは、愛犬に与えるドライタイプのドッグフードの選び方についてご紹介します。
年齢・犬種に適したものを選ぶ
ドッグフードを選ぶときには、愛犬の年齢に適したものを選択してください。犬は年齢を重ねるごとに、必要なカロリーや栄養素が変わります。年齢に適したドライフードを選ぶためには、商品パッケージに記載されている対象年齢をチェックしましょう。
また、粒のサイズが犬種に合っているかどうかも重要です。小型犬なら小粒、大型犬なら大粒のように、愛犬の口の大きさに合ったサイズを選択してください。
栄養バランスを確認する
消費者庁および公正取引委員会が承認する「ペットフードの表示に関する公正競争規約」では、ドッグフードの商品パッケージに次の成分含有量を記載することが定められています。
- タンパク質
- 脂質
- 繊維質
- 水分
- 灰分
上記の成分表示を確認すれば、そのフードの栄養バランスを把握できます。ドライフードの栄養バランスをチェックするためには、まず成分表示に注目しましょう。
良質な動物性タンパク質が使われているものを選ぶ
消化のしやすさを重視する場合、良質な動物性タンパク質が使用されているドライフードがおすすめです。犬の身体は植物性タンパク質の消化を得意としていないため、栄養を十分に吸収するためにはチキンやビーフなどの動物性タンパク質を選択しましょう。
グルテンフリー・グレインフリーもおすすめ
犬も人間と同じく、食物アレルギーを発症する恐れがあります。アレルギーが心配な方は、グルテンフリー・グレインフリーのドライフードを選ぶのがおすすめです。
グルテンフリーとは、小麦、大麦、ライ麦などの麦類に含まれているグルテンが入っていないことを意味します。またグレインフリーは、グルテンだけでなくトウモロコシや米など、穀類全般が含まれていないもののことです。
犬の身体は元々穀類の消化を得意としておらず、穀類にアレルギー反応を示すケースは少なくありません。したがって、愛犬をアレルギーから守りたい方は、ぜひグルテンフリー・グレインフリーのドッグフードを探してみてください。
不要な添加物が含まれていないものを選ぶ
ドッグフードのなかには、見た目や嗜好性を高くするために着色料や人工調味料などが使われているものもあります。このような添加物によってアレルギーになる恐れもあるので、できるだけ不要な添加物が使われていない天然由来のドライフードを選んでください。
続けやすい価格のものを選ぶ
ドッグフードを選択するときには、続けやすい価格かどうかをチェックしましょう。ドッグフードは長期間購入し続けるものであり、高価なものを買い続けた場合家計の負担になるためです。
品質管理体制を確認できると安心
品質を重視したい場合は、品質管理の体制や製造工場などについて細かく情報開示している商品をおすすめします。メーカーの公式サイトなどをチェックして、原材料の安全性や生産地などを確認してみてください。
ドライorソフトどちらのタイプのドッグフードが良い?
ドッグフードは、ドライとソフトのくくりだけでなく、以下のような種類に分類されます。
分類 | 特徴 |
---|---|
ドライ | 水分量が10%以下のフード。 |
ソフトドライ | 水分量が25~35%程度で、内部に気泡を発生させることで食感を柔らかくしたフード。 |
セミモイスト | 水分量が25~35%程度で、発砲処理されていないフード。 |
ウェット | 水分量が75%以上のフード。 |
以下では、ドライタイプとソフトタイプをおすすめする犬の特徴についてご紹介します。
「健康な成犬」であればドライタイプがおすすめ
健康な成犬であれば、ドライタイプのドッグフードをおすすめします。なぜなら毎日柔らかいソフトフードを与えていれば、早いうちに噛む力が衰えてしまう恐れがあるからです。
なおドライフードで食いつきが悪い場合は、ウェットタイプのドッグフードをトッピングするのもおすすめです。ただしカロリーオーバーにならないように、トッピングは少量にとどめましょう。
「消化機能・食欲が低下したシニア犬」はソフトタイプを検討
消化機能や食欲が低下したシニア犬には、ソフトタイプのドッグフードがおすすめです。ソフトタイプは水分が多く含まれていて柔らかいので、シニア犬でも食べやすくなります。またソフトタイプは、体内でスムーズに消化しやすい点もメリットです。
「生後3~4ヶ月頃までの子犬」はソフトタイプを検討
生後3~4ヶ月頃までの子犬は消化機能が未発達であるため、ドライフードだとうまく消化できずに吐いてしまう恐れがあります。そのため子犬には、消化しやすいソフトタイプのドッグフードがおすすめです。
ただし子犬が成長して消化器官が発達したら、徐々に硬いドライフードに切り替えていきましょう。
愛犬がドライタイプのドッグフードを食べない場合の対処法
ここからは、愛犬がドライタイプのドッグフードを食べない場合の対処法についてご紹介します。
一度下げて様子を見る
体調に問題がないのにご飯を食べない場合は、味が気に入らず、わがままをしている可能性があります。この場合、ドライフードを与えて20分程度経過したら、一度お皿を下げて様子を見ましょう。愛犬が食べてくれないからといって、美味しいおやつを与えてしまうと、ますますわがままになるので注意してください。
ふやかす
ドライタイプのドッグフードが硬くて食べにくい場合は、ぬるま湯でふやかしてみるのもおすすめです。ドッグフードをふやかすことで粒が柔らかくなり、スムーズに食べやすくなります。
なおドライフードのふやかし方については、以下の記事で詳細に紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。
【関連記事】
ドッグフードのふやかし方とは?メリット・注意点やどんな犬に適しているか解説
動物病院を受診する
愛犬がドッグフードを食べない原因として、体調不良や疾患も考えられます。ドッグフードを食べないだけでなく元気がない、水を飲まないなどの症状が見られる場合は、速やかに動物病院を受診して適切な治療を受けましょう。
まとめ
今回は、ドライタイプのドッグフードの選び方などについてご紹介しました。愛犬の体調に問題がない場合は、ドライタイプのドッグフードを毎日適切な量与えましょう。
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