「馬肉のドッグフードにはどんな特徴があるの?」「馬肉のドッグフードを選ぶポイントは?」と気になっている飼い主の方もいるのではないでしょうか。低カロリーで高タンパクの馬肉は、愛犬の健康をサポートするのにおすすめの食材です。
今回の記事では、馬肉のドッグフードのメリット・注意点や、選ぶ際のポイントなどについてご紹介します。馬肉のドッグフードの購入を迷われている方は、ぜひ参考にしてみてください。
馬肉を使ったドッグフードを与えるメリット
まずは、馬肉を使ったドッグフードを与えるメリットについてご紹介します。
肥満の改善・予防につながる
馬肉は低カロリー・低脂肪であるため、肥満の改善・予防につながる点がメリットです。馬肉のカロリーは豚肉や牛肉の約半分しかなく、100gあたりおよそ110kcalといわれています。さらに脂肪分は牛肉のおよそ5分の1で、約3gです。そのため、肥満気味の犬やダイエット中の犬には、馬肉のドッグフードが適しています。
健康の維持に役立つ
馬肉には、筋肉のもととなるタンパク質やアミノ酸が豊富に含まれているのが特徴です。また免疫力の維持に必要な亜鉛や、骨を形成するカルシウムも多く入っています。さらに夏バテ防止に役立つカリウムも多く含まれているため、熱中症になりやすい夏の時期などにおすすめです。
きれいな毛並みを保てる
馬肉のドッグフードにはビタミンやタンパク質が多く入っており、被毛や皮膚の美しさを保つ効果が期待されています。皮膚が乾燥しやすく、毛がパサつきやすい犬には馬肉のドッグフードを試してみてください。また馬肉に多く入っている亜鉛も、きれいな毛並みを保つために重要な役割を果たします。
アレルギー対策になる
チキンやビーフなどに対してアレルギーをもつ犬の場合、馬肉を選ぶことでアレルギー対策になります。動物性タンパク質のなかでも、馬肉はアレルギーを起こしにくいといわれているのです。ただし、馬肉ドッグフードのなかには馬肉以外に豚肉や牛肉などをブレンドしたものもあるため、原材料をよく確認しましょう。
馬肉を使ったドッグフードの注意点
馬肉を使ったドッグフードの注意点は、主に以下のとおりです。
- 金額が比較的高い
- 生肉の場合は感染症リスクも
馬肉のドッグフードは、チキンなどを主原料としたものよりも金額が比較的高いです。そのため、買い続けやすい金額かどうかを事前によく確認しましょう。
また生肉で与える場合は、感染症のリスクがある点に注意しましょう。細菌や微生物に汚染された生肉を口にすると、嘔吐や下痢の症状が現れる恐れがあります。
馬肉を使ったドッグフードはどんな犬におすすめ?
馬肉を使ったドッグフードは、とくに以下のような犬におすすめです。
- シニア犬
- アレルギーでお悩みの犬
馬肉は低脂肪で消化しやすいため、消化機能の低下したシニア犬に適しています。さらに馬肉の香りによる食欲増進効果が期待できるので、食欲が下がりやすいシニア時期におすすめです。
また馬肉は、チキンなどの肉に比べてアレルギーを引き起こしにくいとされています。したがって、チキンやビーフなどの肉でアレルギーを起こしてしまう犬であっても、馬肉なら問題ないケースが多いです。
馬肉を使ったドッグフードの選び方
ここからは、馬肉を使ったドッグフードの選び方についてご紹介します。
犬種・年齢に適したものを選ぶ
馬肉のドッグフードは、愛犬の犬種や年齢に適したものを選択しましょう。犬は大きさやライフステージによって、必要な栄養素やエネルギー量が変化します。愛犬に合った商品を選ぶためには、パッケージに記載されている犬種や対象年齢をよくチェックしてください。
愛犬好みの形状・サイズを選ぶ
ドッグフードには、超小粒や中粒、大粒のようにさまざまな大きさのものがあります。大型犬には大粒、というように、基本的には犬の顎の大きさに合うサイズの粒を選びましょう。
ただし犬のなかには、大きい粒をしっかり噛み砕いて食べたい子や、小さい粒を丸飲みしたい子などがいます。愛犬の好きな食べ方をよく観察し、好みに合ったサイズや形状の商品を見つけてみてください。
良質な馬肉が主原料のものを選ぶ
馬肉のドッグフードを選ぶ際は、原材料の1番上に馬肉が記載されているかどうかを確認してください。原材料は含有量が多い順に並べられているので、とうもろこしや小麦などの穀類がかさ増しのために多く入っていて上位に表記されているものだと、馬肉の含有量が少ないことになります。
馬肉以外の原材料・アレルゲンをチェックする
原材料を確認する際は、馬肉以外の食材やアレルゲンもチェックしましょう。犬がアレルギーを起こしやすい食材には、以下のようなものがあります。
- 牛肉
- 乳製品
- 穀類(大豆、トウモロコシ、小麦など)
- 鶏肉
- 卵
アレルギーが心配な場合は、上記のような原材料が含まれていないドッグフードを選択しましょう。とくに多くの犬がアレルギー反応を起こしやすい穀類を避けるためには、グレインフリーの商品を選ぶのもおすすめです。
不要な添加物が含まれていないものを選ぶ
質の高いドッグフードを選ぶためには、不要な添加物が含まれていないかどうかをチェックしてください。とくに注意すべき添加物には、以下のようなものがあります。
- 着色料:赤色2号、3号、40号、105号、黄色4号、5号、6号、青色1号、2号、102号、二酸化チタンなど
- 酸化防止剤:BHA、BHT、エトキシキンなど
- 保存料:ソルビン酸など
- 発色剤:亜硝酸ナトリウムなど
- 保湿剤:プロピレングリコールなど
上記のような添加物を避けるためには「完全無添加」「100%無添加」のような記載のある商品を選びましょう。
続けやすい価格のものを選ぶ
馬肉を使ったドッグフードは、ビーフやチキンなどのメジャーなものよりも金額が高くなる傾向にあります。したがって、購入する前に買い続けやすい金額かどうかをしっかり確認しましょう。ドッグフードは継続的に購入するものであるため、あまりにも高価なものを選ぶと家計の負担となりかねません。
生産地や製造工場の情報が開示されていると安心
良質なドッグフードを選ぶためには、生産地や製造工場の情報について細かく開示されているものがおすすめです。商品パッケージやメーカーの公式サイトなどに、品質管理や製造過程について明記されていれば安心できます。
まとめ
今回は、馬肉のドッグフードのメリット・注意点や、選ぶ際のポイントなどについてご紹介しました。馬肉は高タンパクかつ低カロリーであるため、愛犬の身体を健康に保ちたい方にぴったりです。気になる方は、主原料に馬肉を使ったドッグフードを探してみましょう。
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