トイプードルは、賢くて温和な性格や毛の抜けにくさなどから、人気の犬種ランキングで常にトップにランクインする犬種です。「これからトイプードルを飼いたい」と思われている方も多いのではないでしょうか。
そこで今回は、トイプードルにおすすめのドッグフードについてご紹介します。これからトイプードルを迎えようとお考えの方や、トイプードルを飼っている方は、ぜひ参考にしてみてください。
トイプードルの特徴
トイプードルの主な特徴は、以下のとおりです。
犬種(サイズ) | 小型犬 |
---|---|
体高 | 24~28cm |
体重 | 3kg前後 |
性格 | 非常に賢く、社交的な性格 |
特徴 | シングルコートの巻き毛は抜けにくい。月1回以上のトリミングが必要 |
かかりやすい病気 | 目の病気(結膜炎、流涙症など)、膝蓋骨脱臼、てんかんなど |
トイプードルは非常に賢くて、フレンドリーな性格の犬種です。もともと水鳥をつかまえる狩猟犬だったため、ボール遊びや水遊びなどを好みます。
トイプードルの毛は抜けにくく、身体のニオイもほとんど気になりません。したがって、犬アレルギーの方でも飼いやすい犬種として人気です。ただし、毛が抜けない分長く伸びてしまうため、定期的にトリミングで整えてもらう必要があります。
トイプードルに安心して与えられる!ドッグフードの選び方
ここからは、トイプードルに与えるドッグフードの選び方についてご紹介します。
高タンパクかつ低脂質・低カロリーなものを選ぶ
トイプードルは脱臼や骨折をしやすい犬種であるため、肥満になると関節を痛めるリスクが高まります。したがって、体重管理のために高タンパクかつ低脂質・低カロリーなものを選んで太りすぎないように注意しましょう。
タンパク質をしっかり摂取すれば、筋肉をつけて肥満を防止しつつ、血行促進によって老廃物をスムーズに排出し、涙やけやアレルギーを防げます。
オメガ3脂肪酸・オメガ6脂肪酸が含まれるものを選ぶ
トイプードルは皮膚が敏感な傾向にあり、アレルギーや細菌などによって皮膚炎になりやすいです。そんなトイプードルの皮膚を守るためには、皮膚のバリア機能を高めるオメガ6脂肪酸や、炎症抑制作用のあるオメガ3脂肪酸が含まれたドッグフードを選びましょう。
消化しやすいものを選び、アレルゲンとなる原材料は避ける
トイプードルは、涙やけを引き起こしやすい犬種として知られています。とくに毛の白い品種であれば、目の周りの毛が赤茶色になっていると目立ちやすいです。
涙やけの原因のひとつとして、消化不良が考えられます。したがって、グレインフリーのものや腸内ケア成分が含まれたものなど、消化しやすいドッグフードを与えれば涙やけのリスクを軽減できるでしょう。
また、犬も人間と同様に、食物アレルギーになる可能性があります。アレルギーを起こしやすい原材料は、主に以下のとおりです。
- 牛肉
- 乳製品
- 穀類(大豆、トウモロコシ、小麦など)
- 鶏肉
- 卵
トイプードルのアレルギーが心配な場合は、このような原材料が含まれていないものを選びましょう。
関節ケア成分配合のものを選ぶ
トイプードルは、膝の関節にトラブルが起きやすい犬種です。とくにかかりやすい膝蓋骨脱臼をもっている子は、後ろ足の膝の骨が正しい位置からずれているので、悪化すると歩けなくなる恐れがあります。
関節のトラブルを防止するために、コンドロイチンやグルコサミン、コラーゲンなど関節ケア成分が配合されたドッグフードを選ぶのがおすすめです。
不要な添加物が含まれていないものを選ぶ
ドッグフードには、嗜好性や見た目をよくするために甘味料や着色料などが入っているものもあります。このような添加物によってアレルギーが生じたり、涙やけが悪化したりする恐れもあるため、なるべく添加物が入っていない天然由来の商品を選びましょう。
愛犬の好みに合わせて、形状や粒のサイズを選ぶ
ドッグフードは形状によって、ドライタイプ、ソフトドライタイプ、セミモイストタイプ、ウェットタイプの4種類に分けられます。それぞれの特徴は、以下のとおりです。
分類 | 特徴 |
---|---|
ドライ | 水分量が10%以下のフード。 |
ソフトドライ | 水分量が25~35%程度で、内部に気泡を発生させることで食感を柔らかくしたフード。 |
セミモイスト | 水分量が25~35%程度で、発砲処理されていないフード。 |
ウェット | 水分量が75%以上のフード。 |
上記のような形状の違いや粒の大きさによって、愛犬の食いつきが変わる可能性があります。どの形状や大きさのドッグフードが食べやすいかは、愛犬の好みによるので、普段から好みの傾向をよく観察しておきましょう。
愛犬の年齢に適したものを選ぶ
トイプードルのドッグフードを選ぶ際には、愛犬の年齢に応じたものを選択しましょう。犬はライフステージによって、必要なエネルギー量や栄養素が変化します。身体を健康に保つためには、年齢に合った食事を提供してあげてください。
トイプードルにドッグフードを与える回数・量
ここからは、トイプードルにドッグフードを与える回数や量についてご紹介します。なお基本的には商品ごとのパッケージに書いてあるので、そちらも参考にしてください。
与える回数
トイプードルに食事を与える回数は、愛犬の年齢によって変わります。年齢ごとの食事回数の目安は、以下のとおりです。
子犬期(1~6ヶ月前後) | 3~5回 |
---|---|
成犬期(8ヶ月~6歳前後) | 2~3回 |
老犬期(7歳前後~) | 2~3回 |
なお適切な食事の回数は、そのときの体調などによっても変化します。上記の数値はあくまでも参考にとどめ、愛犬の様子を見ながら与えてください。
与える量
トイプードルに必要な食事の量は、ライフスタイルや運動量、年齢、体格などによって大きく変わります。1日に与えるご飯の量を知るためには、以下の計算が便利です。
- 1. 安静時のエネルギー要求量(RER)を求める
RER(kcal)=30 × 体重 + 70 - 2. 1日に必要なエネルギー量(DER)を求める
DER(kcal/日)=RER × 係数(※係数については以下の表を参照) - 3. 1日に必要な給餌量を算出する
給餌量(g/日)=DER ÷ フード1g(1缶)あたりのカロリー数
ライフステージ | 係数 |
---|---|
子犬(4ヶ月未満) | 3.0 |
子犬(4~9ヶ月) | 2.5 |
子犬(10~12ヶ月) | 2.0 |
成犬(避妊・去勢をしていない) | 1.8 |
成犬(避妊・去勢をしている) | 1.6 |
肥満傾向 | 1.4 |
妊娠中(初めの42日間) | 1.8 |
妊娠中(43日目以降) | 3.0 |
授乳中 | 4.8 |
老犬(7歳以上) | 1.4 |
トイプードルがドッグフードを食べない原因は?
「最近うちのトイプードルがご飯を食べてくれない」とお悩みの方は多いのではないでしょうか。トイプードルがドッグフードを食べない原因としては、以下のようなものが挙げられます。
- 病気・体調不良
- ストレスによる食欲不振
- 偏食
- 新しいご飯を警戒している
- 成長が落ちついた(子犬の場合)
- 老化により食が細くなった(シニア犬の場合)
なお、愛犬がドッグフードを食べない原因や対処法については、以下の記事でくわしくご紹介しています。こちらもぜひ参考にしてみてください。
【関連記事】
愛犬がドッグフードを食べない原因とは?対処法やアレンジ方法も紹介
まとめ
今回は、トイプードルに与えるドッグフードの選び方などについてご紹介しました。トイプードルの特徴やかかりやすい病気などを理解したうえで、愛犬に合ったドッグフードを選びましょう。
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